社会で生きていると、立場や収入で他人と自分を比べてしまうことが増えます。
「自分は周りより劣っている」「あの人はあんな事までできるのに、自分はこんな事もできない」といった劣等感を抱いてしまうことも少なくありません。時には自分を成長させてくれる糧になりますが、抱き続けていると自分や周囲を責めることに繋がります。更に悪化すると何かにつけて周囲を馬鹿にすると言った行動を取ってしまうこともあり、周囲との軋轢の原因になってしまうことも珍しくないのです。
克服するためには、まず自分を受け入れることから始めます。できないからといって自分をいつまでも責めていても、誰も幸せになれません。自分から見ればすべてをうまくこなせているように見える人も、その人なりに悩み、同じように劣等感を抱えているものです。自分の価値を決めるのは自分自身であることを知り、今の自分の現状を受け入れることが大切です。
自分に価値があると思えたならば、他人ともうまくコミュニケーションが取れるようになります。自分自身を受け入れることができたら、他者を受け入れ信頼できるようになってきます。
自分を受け入れる意識が育ってきたのなら、どんどん外に出ていくことが大切です。会社や家族、学校、社会といったコミュニティに貢献することは、「自分に価値がある」と感じることに拍車をかけます。自信が付き、他人と繋がる勇気が持てるようになります。その中で特に大事なのは、評価や見返りを目的にするのではなく、自分自身が周りに貢献できたと実感することです。