自己肯定感が低い人によくある悩みとして、自分と他人を比べることが挙げられます。「あの人は自分よりも仕事ができて羨ましい」とか「あの人にできてどうして自分にはできないのだろう」など、一方的に比較してしまうのです。
比較し続けることでどんどん自信がなくなっていき、劣等感や虚無感が強くなります。次第に自暴自棄になってやるべきことを放置したり、精神疾患にかかるリスクが高まるなど、さまざまな面で影響を及ぼすのです。
また、自己肯定感が低い人は、依存性が強い傾向にあります。例えば、友達や恋人への依存です。自分で自分を認めることができないため、他人から認めてもらおうと必死になります。親しい人に依存しやすいのは、自分を認めてくれているという信頼と、その人たちがいないと不安になるためです。自信がないため何でも人任せになったり、自分の意見を言えなくなることもあります。
依存性は人だけではなく、アルコール、ニコチン、ゲーム、ギャンブルなども挙げられます。どれものめり込みすぎると心身に影響を及ぼし、生活にも支障が出てくるため注意が必要です。
自己肯定感を高めるためのポイントは、自分自身を大切にすることです。自己肯定感が低いと必要以上に悩んだり責めたりしてしまうため、自分をどんどん追い詰めてしまいます。
ある程度振り返ることは大事ですが、考えすぎるのはやめましょう。どうしても考え込んでしまいそうな時は、趣味に没頭したり外の空気を吸うなどして紛らしてみましょう。自分を労わることで前向きな気持ちになれたり、心身の疲れを癒すこともできます。